あい　藍

ご結婚を希望されていらっしゃいますあなた様は、青色はお好きでしょうか。

青色に見えます私たちの目は、太陽または白熱球の下では、もちろん脳で判断して青色です。
藍色は、植物の藍が作り出す色です。藍が素晴らしい働きをする植物であることを知っていますか？

藍色については、古くは、治承年間（1177年から1181年）に、民家の廊下口に藍染めの布を掛けた風景が登場したとのこと。家の間仕切りとして利用されていたようです。又、営業している証や屋号を示すのれんとして用いられ、色によって業種を区別していたようです。藍染めののれんは、手堅さを身の上とした商家や、虫を寄せ付けない特性があるので呉服屋が好んで使用とのこと。

藍は、石碑やお墓、門柱などに使用して仕上げる技法があったとのこと。染液を塗布したり、藍の生葉や乾燥葉を水に溶かし加工物を浸したりし、それは、美しい色と強度を生みました。

藍の華の色素を凝縮し、乾燥させたものを棒状にしたものが藍墨。日本を代表する絵画、浮世絵に使用されました。
泥藍を釉薬に混ぜて使う手法は、「有田焼」や「伊万里焼」にあります。

藍には防虫効果があり、乾燥葉やすくもを和紙で包みタンスに入れ、ウールやシルク繊維の保存に使用しました。

藍は薬草としても効果が期待できました。
四国八十八ヶ所霊場巡りのお遍路さんが飲んでいたとのこと。はじまりの地の吉野川を渡る時、船頭さんがお遍路さんに、お腹の調子が悪くなったら煎じてゆっくり飲むようにと、もめんの袋に藍葉を入れて手渡したそうです。また、夏バテの時や熱を出した時に藍の種を煎じてお茶にして飲んだり、虫にさされた時に葉をすりつぶして薬代わりにしていたようです。

藍は身体を清潔に保つ力があるとのことで、藍の葉のエキスを入れた石けんがあります。

藍は、染料の原料としてだけでなく薬⽤植物として古くから、解毒や解熱、消炎のために利⽤されてきました。また、中国医学では、流⾏性感冒、脳炎、細菌性下痢、急性胃腸炎に効果があるとされています。

藍を栽培する藍農家さんがいらっしゃいます。
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そして、藍の持つ、様々な用途で力を発揮できる色として、布、焼き物、石、建材などの様々な効果、薬草としての効能。
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結婚カウンセラー　大場敬子