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  • 執筆者の写真大場敬子

お一人様 脱出したい

「一人」を敬って丁寧な言い方を「お一人様」といいますが、独身やシングルなどの同居する人がいない状態を指す言葉でもありますし、自立して一人でも生活を楽しめているという意味も持っています。


お一人様」は国勢調査(2020年)によると単身世帯は38%を占め、ひとり暮らしは現代日本で最も多い世帯の形となっていて、望むと望まざるとにかかわらず、高齢者を中心に孤立しやすい単身世帯が多いことは、社会現象となっています。


生涯独身」とは人生を通して未婚を貫く人のこと。

政府等の統計では50歳になった時点で一度も結婚したことがない人の割合を指して「生涯未婚率(50歳時未婚率)」と呼んでおり、その割合は年々増加しています、とありました。


55歳で肩たたき、60歳定年退職が、65歳定年退職と2025年4月から延長され、その後も延長されるのかもしれません。


ある男性は、仕事に明け暮れて、結婚したい女性との出会いもご縁を感じたこともあったけれど、そのギリギリのチャンスまでも失って。

だから、今も独身で来年退職となる。

マンションを買った、貯蓄も多少はある、親の財産と退職金で、どうにか生活はできるが、退職後は何か仕事を見つけて働いていたいと思っている。


60歳で定年退職。

2025年4月からの65歳が定年退職ならよかった、と思ってもどうしようもない。親会社だったから、子会社へとも考えたが、人間関係複雑だと居心地が悪ければストレスで困る。だから、新たに職探しだ。


これから今までとは違って余暇として過ごすことのできる時間が十分に取れる。

老後の貯えもあり、生活費には困らない。

一人でレジャーを楽しむより、相手がいたほうは良いと、結婚願望が強くなった。

桜満開を一人楽しむより、ミュージアムを観覧したり、舞台や演奏会を楽しむこと、ゆっくりと温泉に浸かって美味しい和食や洋食を楽しむことも、一人より相手がいたほうが良い。


中高年、シニア、シルバー、響きの重いの婚活か、どうするとしようか、とお悩みの方へ。

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結婚カウンセラー 大場敬子

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