人の命は、人と人との関わりの中で誕生し、死去して往きます。孤独死する人が増えてはいますが、誕生も死去も人の手を借ります。
人として誕生し、親がいて、家族がいて、地域の人々がいて、学校の友人がいて、他者が存在します。
あなたは、自分以外の人を敬っていますか。敬える人もいれば、敬えない人もいるとそのようにお答えでしょうか。
敬える人と出会えますことは、人として生まれ、人生を歩む、あなたの見えない財産です。
きっと、結婚する相手は敬える人ですね。そうでなければ、結婚したいとは思わないと思いますから。
ところで、あなたは敬うという言葉の意味を理解していますか。
辞書には
「敬うとは、相手を尊んで礼を尽くす。」と、あります。
「尊ぶとは、うやまって大切にする。」
「礼とは、人のふみ行うべき道。社会生活の上の定まった形式。制度・文物・儀式・作法など。」とあります。なんか、難しそうです。
小学校の時の、道徳の時間で教科書(今の時代も通用するのでしょうか)で学びました、社会での秩序や、他人へのマナーやルールなどです。徳の道ですからね。
夫婦間での約束事や男女間でのマナーを守り、夫も妻もお互いに、思いやり、優しさのうちに許し合い、励まし合い、子どもが誕生すればその世話や家事を協力し合う、でしょうか。
夫婦間、親、兄弟、家族、隣近所や友達との、関わりの中で、ふみ行うべき道を尽くすのです。
その「ふみ」ですが、漢字ですと【踏む・履む・践む】3通りがあります。
1つ目、人の踏み行うべき道。
2つ目、人の履み行うべき道。
3つ目、人の践み行うべき道。
日本語、漢字の意味するところは凄いです。
2023年10月30日現在、世界情勢を鑑みますなら、人の考えます真理に近い感情や思いが、世界共通するところと信じたいです。
1つ目の踏みは、調べたり、確かめたり、考えを合わせる、よりどころをする、という意味が有ると辞書にありましたので、相手の気持ちを確かめたり、考えを聞いて同様に考えるのなら、状況や都合を合わせたり、更に、お互い夫婦として心の許し合える、よりどころとすることもできますね。
2つ目の履むは、基本的には履物という意味で、その位置に着く、という意味合いは夫婦としての立ち位置の確認もしっかりしたいもの、更に、経験するという意味もあるとの事ですから、夫婦の歩みのその歩みが、より一層強まり、深くなりますよう努力しますことは良いことですね。
3つ目の践むは、へんには、従う、連なると意味になりますが、つくりがよくありません。「切る、ずたずたにする」という意味
夫婦喧嘩は、犬も食わないといいますが、現代は危険を伴うケースが多いようで、3組に1組の離婚が、2組に1組になりつつありますし、実際に殺人事件が増えています。親しき中にも礼儀ありで、土足で心の中に入り込み、愚弄するような言葉や、人間性にまで及ぶ回復不可能な言葉遣いは良くありません。言葉の暴力、身体への暴力は以ての外です。
心解からずでは、あなた自身が幸福がどのようなものかがわからないということです。
お相手探しの活動で、お話をされたい会員様との時間を大切にしております。
しっかりと、相性を見極めて、愛せる人を、と思われますかと思いますが、愛せる人以上に、許せる人、苦労を乗り越えられる人を選ぶことをお話させて頂いております。
結婚カウンセラー 大場敬子
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