山々の重なり具合で、まるでフクロウのように見える様子に名付けたそうな。
やれやれ、一日の農作業が終わり、帰途に就く夕暮れ時のその山々の、昔はあぜ道。
我が家に着く頃には、日も沈みかけ、フクロウの無く声も聞こえてきたことでしょう。
毎日見る、その暗闇に向かう山々が、生命体、それも、大きく羽を広げ獲物を求め飛び立つその勇ましさの瞬間を待っているような、
夜に活動する梟の、その自然の営みの、
昔からその地に住む、地元の人々の夕暮れ時の情緒を感じます。
野外教室での初期の作品です。
油絵10号 作家 大場敬子
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